昨日の早朝、日本からイスタンブールに戻ってきました。
今回は贅沢に久々の直行便で、時差ボケもなく頭はスッキリしているのだけど、日本で風邪を引いてしまって喉はよくなったけど、今は鼻がズルズルです。おまけに今朝、いきなりギックリ腰に。初めてのことで戸惑ってます。掃除と洗濯もろくにできず、パンツ(…失礼)を履くのさえムっちゃんの助けがなければ無理…(涙) この痛み、どうしたら??とにかく安静にしているほかないので、朝からただじっとしているだけです(ムっちゃんがいてくれてよかった…)。
さて、この2週間、いろんなことがありすぎて、何が現実なのか今も時々ボ~っとしています。
14日から17日まではアダナへ行っていました。
ムっちゃんのお父さんの弟さんが突然亡くなって、お葬式などがありました。ムっちゃんのお父さんが亡くなってまだ1年半しか経っていないのに今度はおじさんが…ということでムっちゃん家はかなり落ち込んでいました。毎日泣くムっちゃんを見ていて辛い日々でした。おじさんのこと、私も大好きだったので、ショックは大きいです。最後に会ったのは2月。救急車で運ばれ集中治療室にいたけど、次の日お見舞いに行ったときには元気に回復してました。おじさんの笑顔に安心して、申し訳ないと思いつつ涙があふれ出てきたあの日が忘れられません。このままもっと長生きしてくれると思っていたのに…。
イスラムでは土葬です。男性が亡くなった時、土に埋められるのを女性は遠くから見守ることしかできません。最後のお別れを直接告げることもできず、ムっちゃんのお父さんの時もそうだったけど、おじさんが逝ってしまったということに今だ実感がわきません。アダナでは毎日朝からおじさんの家へ行き、夜遅く(22~23時)まで他の親戚や友人たちと過ごしました。7日間、そうやって家へ親戚友人が訪れ、みんなの差し入れのご飯や甘いものを一緒に食べて、残された家族を励まします。ホジャ(イスラムのお坊さん)も毎日来て、コーランを唱えてくれます。
アダナでは初めて会う親戚などもいて、私はずっと緊張気味。おじさんを亡くしたショックと同時に、ムっちゃんのゲリン(花嫁)として振舞うことも大変で、精神的にかなり疲れてしまいました。おじさんのために泣きたくても泣けなくて、ますます辛かったです。イスタンブールに戻ってからやっと思い切り泣くことができて、そのときちょっとスッキリできたかな。
ところで、おじさんが亡くなったその日に散々愚痴を書いたあの中国の会社からムっちゃんへ採用の連絡がありました。採用条件なんかもやっと整って、勤務開始日でごちゃごちゃもめそうにもなったのだけど(勤務開始日を書き間違えるんだから!)、とにかく7月1日(明日)から新しい会社での仕事がスタートすることになりました。
そういうわけで、アダナから戻った次の日に「日本へ行こう!」とムっちゃんと決め、その日の夜の便で急きょ日本へ家族に会いに帰りました。10日間だけの滞在だったけど、かなりリフレッシュできました。
あまりに急のことで、何をどうしよう?と悩む暇もなく…でも日本の家族があれこれ尽くしてくれて、本当に充実した10日間を過ごすことができました。みんな、ありがとう。ムっちゃんにも、ありがとう。
いろんなことがありすぎて、頭がごちゃごちゃのままだけど、とりあえず2週間、こうしてバタバタと過ぎました。写真など、また明日から時間のあるときに整頓しようと思います。