あっという間に1週間が過ぎてしまったけれど、
6月3日水曜日、10時31分、予定通り帝王切開で赤ちゃんが生まれました!
体重2265g、身長43㎝の男の子です。
小さく、小さく生まれた赤ちゃん。でも元気いっぱい。保育器にも全然入らずに済み、5日には母子共に退院してきました。
生まれて4時間後には母子同室、授乳もすぐ始まりました。
心配していたけど、おっぱいにすぐ上手に吸いついてくれました。おっぱいもその時にすぐ出てきました。
小さく生まれたため、体重を落としすぎないように母乳の後にミルクも足すように指導を受けたけれど、1週間健診では体重が2500g近くにまで増えていて、ミルクも徐々に減らしていくようにとのこと。すくすく成長しています。おなかの中で大きく育てられなかった分、早く大きく育つといいな。
それにしても…今回の妊娠・出産も最後の最後までトラブル続きでした。
出産数日前に受けたホルモン剤の注射の副作用だと思うけれど、手術予定の2日前に不整脈が出てしまいました。
めまい、動悸、ベッドからトイレへ立つだけでも胸が痛くて、救急で病院へ最後の駆け込み。手術の麻酔に影響するといけないからと心電図なども取ったけれど、精神的なものもあったのかな。先生に診てもらったら不整脈は嘘のように治りました。
手術も無事に終わりました。
麻酔は、全身麻酔も選べたけれど、ムっちゃんに立ち会ってもらいたかったため硬膜外麻酔を選びました。
ストレッチャーに乗せられて、病室の7階から手術室の地下3階まで行く時が一番不安でした。自分でもわからなかったけど、涙があふれてきました。怖かったのかな…
でも、私一人のために10人ほどのスタッフが手術に関わっていて、大きな仕事をしてもらっているんだなあ、と勝手に勇気に変えてました。
前回の手術痕の皮膚がかなり柔らかく敏感になっていたようで、赤ちゃんが生まれてからの後処置、縫合がかなり大変だったみたいです。出血がなかなか治まらなかったようで、途中から外科の先生二人も加わって3人がかりで縫っていたようです。
おかげで30分で終わる手術が2時間もかかりました。ムっちゃんは赤ちゃんが生まれると手術室から出されてしまい、私はずっと目が覚めた状態で手術が終わるのを待っていました。
やっぱり長引くと麻酔は利いていても辛いもの。辛かった…。どうしてこんなに長引いているのか、その時はわからなかったから余計に。でも、無事に終わりました。
傷跡も前より目立たず良くなった感じです。1週間経った今はもうほとんど痛くありません。人間の恐るべし回復力、です。
おっぱいも上手に飲み、げっぷも上手な赤ちゃん。
一度も吐いてないから汚れ物も全く出ず、親孝行な子です。
入院中は昼夜問わず、授乳後に新生児担当の看護師さんが部屋まで来てくれて、ミルクを飲ませてくれてました。母乳(乳首)に慣れるようにと哺乳瓶は使わずに注射器でミルクを飲ませてくれていました。
お兄ちゃんはといえば…まあまあかな。というか、今までとあまり変わらず。赤ちゃん返りも今はなく、「ぼくはお兄ちゃんになった」と得意げです。
私が入院中はアンネがずっと面倒を見てくれていました。途中、食欲がなくなったり、お風呂を嫌がって入らなかったり、ちょっと元気がなくなったこともあったようで、それを聞いてかわいそうで涙が出てきたりもしたけれど。早く退院できて本当によかったです。
1週間が経ち、なんとなく自分の生活リズムも取り戻してきました。
お兄ちゃんと赤ちゃん、二人を同時並行でどうやって面倒を見るか?が今の課題です。
おまけ
入院中のご飯。
手術した日の夕食。
水、味のない10倍粥の上澄みだけスープ、「コンポスト」(イチゴジャムを溶かしただけ)
手術翌日の朝ご飯。
退院直前の昼食。やっぱり塩気のないご飯。糖分はたっぷりあるのに…
日本の産院の料理を思うと、ダメダメなご飯ばかりだけど、手術前日から1日半近く絶食だったので、どれもとてもおいしく頂きました。
(そもそも、日本で手術した時はほぼ丸2日間食事という食事は出なかったような…。食事が出るのも早ければ、固形食になるのも早いトルコの病院)