出産予定日まで、あとちょうど80日になりました。そう、残りあと2か月半。
不安で眠れない日々もたびたびあったけど、ムっちゃんや家族に支えてもらいながら、今日までの200日を赤ちゃんと一緒に無事に過ごしてくることができました。
今も変わらず「前置胎盤」の診断が下りたままなので、特に妊娠後期に入った今は『要注意』の扱い。この前まで「おなかが大きくなってきたら胎盤も徐々に上がっていくから心配ないよ」と言われていたけど、大きくなってきた胎盤がまた子宮口をふさいでしまったようで、先生には「一度出血があったらどうしようもなくなるから、もう動かないように」と言われています。なので、ウォーキングもウィンドーショッピングも我慢。楽しみにしていたマタニティヨガとマタニティスイミングも我慢。
実家に居候の身で申し訳ないけど、家のこともできるのは食器洗いと洗濯物畳みくらい。朝から晩まで家事に仕事に孫の面倒に、そして趣味も健康作りも楽しんでいる父と母を見ながら、今の私には他に何ができるかなあ…と考えるばかりです。
赤ちゃんさえ元気であればそれでいい、ずっとそう思い続けてきたけれど、やっぱり人って欲深い…。「せっかくなら安産を目指してもっと運動したい!」「今はこんなにも普通に元気なんだもん、今のうちにもっと出かけたい!」とかってどんどんわがままは出てきます。
もしかしたら、そのうちたとえどんなに元気であっても絶対安静のために入院になるかもしれません。帝王切開にもなるかもしれません。「そんなのはやっぱり絶対嫌だ!」と思ってしまいます。
でも、本当にこればかりは自分でもどうしようもできないこと。一日でも長く赤ちゃんがおなかの中で元気にいてくれることを思いながら過ごすほかありません。
ずっと心配してくれている家族や友達のためにも、どうか元気な赤ちゃんが無事に生まれますように…そう願う毎日です。
こうして家でのんびり過ごす今は、トルコではなかなかできなかった「日本語を読む」ということを大事にしています。ただ新聞を読んで、本を読むことなんだけど。
今読んでいるのは母から二人の姉、そして私へと順に回ってきたこの本。
『母乳 このすばらしい出発』(ラ・レーチェ・リーグ著、メディカ出版)
「ラ・レーチェ」とはスペイン語で「母乳」という意味だそうです。
「母乳よりもミルクで育てた方が良い」と当然視されていた数十年前のアメリカで、母乳育児の重要性に注目してグループを立ち上げた勇気ある母親たちの経験談と母乳による育児法が書かれています。
母乳育児がすっかり見直されている今の私たちが読むと「当たり前?」と思うよなこともたくさん書いてあるけれど、著者たちの語り口調にとても愛情がこもっていて、読んでいるとこれから先の心配や不安を取り除いてくれる安心感があります。今もこの本が出版されているのかはわからないけど、おすすめ。母がすすめてくれた意味がわかります。
さてさて…
おなかの赤ちゃんは28週目、およそ1100グラムになりました。
この間の4D写真では鼻がムっちゃんにそっくり。ムっちゃんもアンネも「がっかり」だって。私は嬉しい♪ちびムっちゃんに会える日をとっても楽しみにしています。