今日は5月19日。「アタテュルク記念日および青年とスポーツの日」です。
ムスタファ・ケマル(後のアタテュルク)がイスタンブールからサムスンに到着、皆に協力を呼びかけ独立戦争を始めた日で、後にアタテュルクが若者のためにこの日を祝日と定めました。
今、トルコ史上最大のベストセラー、トゥルグット・オザクマン著の「Şu Çılgın Türkler」を読んでいます。あ、もちろん日本語翻訳版(「トルコ狂乱 オスマン帝国崩壊とアタテュルクの戦争」)をだけど。広辞苑並みの分厚~い1冊です。登場人物は多いし、言葉(…日本語)も難しいし、4回くらい挑戦したけどいつもプロローグで断念してました。だけど、これを読まずして真のトルコは理解できない!とムっちゃんがいる今(流れや諸外国との関係がわからなくなったときにムっちゃんに聞けるから)、再チャレンジ。今回は夢中で読み進めてます。
これを読んでいると、トルコ人がなぜいつも誇り高く、自信たっぷりなのかがわかるような気がしてきます。もちろん、どれだけ自国を愛しているかということも。それはやっぱり最低最悪な条件の中でも忍耐と努力をもって苦難の道を乗り越え、「トルコ」という独立を勝ち取ったからなんだろうな。たとえそれが80年以上も前のことだったとしても。今の現代の人たちにまで自信と勇気を与える過去、それに誇りを持つということ。そんな熱いトルコ人たちがちょっと羨ましくなったりもします。真っ赤な国旗をたくさん飾りたくなる気持ちがよくわかるようになりました。
そして、独立を勝ち取るまでの長い道のりの間ずっと陰から支えてきた女性たちのたくましさ。イスラムの世界で女性は低く見られがちだけど、ここでは武器を手に取る女性たちも。アタテュルクが女性の人権を守り、男女平等、女性の社会進出に力を尽くしたのも彼女たちがいたからこそなのかも。女性の人権については、イスラムの世界ではトルコが一番、女性の選挙権でいっても、トルコは1930年3月20日に認められています。日本(1945年)よりもずっと前の話。意外だって思うけど、これもやっぱり過去の人たちの努力の賜物。
田舎には文字の読み書きができない女性、(労働にかり出されて)学校へ行けない子どもたちもまだまだたくさんいるトルコだけど、もっと頑張れ!って思ってしまいます。
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本に影響されてちょっと熱く語ってしまいました(笑)
今日は昨日の続きでひたすら洗濯とアイロンがけの一日になりそう。
昨日はタンス・食器棚・引き出しなどの布(↓こういうの。裾のレースはアンネとアンネアンネの手編み)を全部、何十枚と洗って干し、アイロンがけ。
アイロンなんて3時間もかかってしまいました。棚の中を掃除して、物をもとの位置に戻し、すべて終わったのは夜10時。今後、衣替えの時期の恐怖となりそう。トルコ人主婦を見習うのも大変…